最近組み付けの多いS&Sのエンジン系パーツ
以前は某ハーレーに似た量産バイク等によく搭載されていてなじみのある方も多いと思います。
昔よく搭載されていた
『新車でショベル!!』
のエンジン等は
ガスケットが入っていなかったり
しかるべきところに穴が開いていなかったり
ガスケットが折れ曲がっていたり
ネジが締まってなかったり
と結構不具合多数で良い印象を持っていない方も多いと思います。
しかし昨今のS&Sパーツに関してはなかなか精度よく品質のばらつきもアメリカ製品とは思えない位高品質に仕上がってます。
最近でも組み付け前には、一応箱から出した部品の状態で各部寸法チェック等は行いますが問題等はとりわけ見られませんので安心して供給できてます。
しっかぁ~し…
TC系のシリンダーヘッド、燃焼室容積で二種類リリースされていますがともにブローバイガス排出ラインが純正ヘッドのように刻まれておりません。
S&S製のロッカーカバーを使用すればカバー側に溝が切ってあるらしいのですがHD純正を使用する場合にはロッカーまで上がってきたブローバイガスが排出される通り道が無いということになります。
これは特に不良品というわけでもなくどうやらヘッド側に刻んである純正ヘッドのブローバイの溝はなんと!!
特許取得
されているということらしいんですよね~。
そりゃぁ、訴訟の国アメリカでは真似することはできませんよね。。
なのでS&S曰く純正のロッカーカバーを使う場合は専用のガスケットを使用してくださいとあるのだけれど
ちなみに画像の左側にあるグレーのヤツね♪
右側の黒いガスケットには押し当てた型が付いている部分が左のガスケットには溝としてくりぬいてあるのがわかると思います。
この溝×ガスケットの紙の厚さ分の高さで出来た隙間をブローバイガスが抜けていくという仕組みなんですがオイラは個人的に・・・・
ホントに?????
と思っちゃうし、新品のヘッドに溝を掘るのもなんだかなぁ~となっちゃうので純正のロッカーボックス側にフライス盤で少しだけ溝加工を施してブローバイガスラインを確保しております。
とりあえずエンジンパーツという精密部品なので加工はかなり神経使いますけど…。
その後、組み付けてシリンダヘッドにあるブローバイ排出ホール
(キャブサポートを止めるあのねじ穴ね)がワンウェイの動きをスムーズにするか点検し完成。
やっぱりちょっとガスケットの厚みだけじゃ心配ですからね~(笑)