先日はヴィンテージ車輌の整備をしているかと思えば
本日はニュースクールチョッパーw
といった具合で
新旧年式問わず、当店には色々な年代の車両が入庫しております。
なので、あの店は古いのばっかで新しいのやらないよ!とかそういったことはないので新旧問わずハーレーに関してはなんなりと御相談くださいませ。
で、続きですが
ガソリンタンクマウントのお話
ガソリンタンクといえば、ハーレーのカスタムで交換される部品の代名詞のようなものですが
仮にスポーツスタータンクを取り付けるにしてもガソリンが満タンに入ったタンクは非常に重たいです。
前後二点止めが一般的ですが、フレームパイプに直接穴を開けてネジを切ってある車両もよく見かけます。
例えば、5/16のボルトで止める場合フレームに直付けとなるのであればボルトナットの一応の定義としてネジの太さ分ナット高さが必要(1D)必要なので最低だとしても5/16=7.9mmの長さのナット部が必要ですがフレームの肉はそんな厚さないので当店では基本直ネジはたてたりしません。
その場合は段付きのネジ切りカラーを制作してパイプに穴をあけて差し込みTIGにて溶接しフレーム部にマウント用のネジ穴を用意しております。
今回はそういった手法ではなくフラッシュマウント方式
とりあえず位置を決め装着するための位置決め用の治具となるカラーを削りだします。
尚且つ、今回使用するタンクはかなりサイズが大きいのでそのままフレームにタブだけ付けるとメインチューブにかなり負担がかかりメインチューブ破損となってしまう可能性もあるのでタンクマウントフレーム兼用の補強を少々追加しました。
まずはリアマウントから
完成後は位置決め用のカラーを外してもちろんラバーマウントとなるので振動対策も万全です。
地味に切ってすり合わせ
と
時間を掛けてシコシコシコシコ合わせます。
で位置が決まったら
点付けして仮付け終了。
ここまでこればハンドル周りを仮付けすればおしたり引いたりできるので手術台から車両をおろせまーす。
明日は、悪天候ですが終日車両引き取りの為留守になると思います。
ご来店予定の方はご注意くださいませ。