ハーレーといえば皆さん最初に変えたくなる人気商品の一つにキャブレターがあります。
最近はインジェクション化されているので現行モデルでは縁が無いと思いますが、よくある質問で
キャブ変えたいんですけど何がおすすめですか?
と聞かれることが多いです。
オイラが推奨するのはやっぱりこれかなー?
キックオンリーの車両でも癖だけつかめば始動は容易だし、強制開閉でボア径もそこそこあるので
超スローアイドルからのスロットル急開などはちょっと弱いですが、トータル的にバランスの良いキャブレターだと思います。
トータル的と言った部分は
ロングセラーで数々のマイナーチェンジを行い今現在に至るので完成度が高い
ロングセラー故にチューニングパーツなどが豊富
リペアパーツの充実
構造が単純(言い方を変えると古臭いw)
他にも色々ありますが書ききれないぐらいあります。
スローアイドルとかはやっぱり負圧キャブレターのがトットコトットコなるのでその辺は好き好きなのかな?
レスポンスで言ったら強制スライドバルブのFCRやHSRなどのほうがいいのは間違いないですが、やはり構造が複雑な事やさわれる部分が多すぎてセッテイングを煮詰める作業がかなり大変です。
公道走行を普通に出来るぐらいのレベルのセッティングでしたら普通にセットアップできますが、本当の底力を最大限に!と言われると公道でのセッティングは非常に困難です。
人間の体幹と言うものは非常に曖昧で、過去にカリカリチューンの自信満々のバイクとライトチューンの同一車両を同時にシャシダイナモで計測した事がありますが、実測データはライトチューンの圧勝
かける前は…
◯◯さんのバイクには勝てないっす!
のらしてもらったことあるけど、普通にスゴイパワーで僕には扱いきれません!
いずれはあそこまでやりきりたいですけど!
といった流れでしたので、作業終了後にデータをプリントアウトして渡しにくかった記憶がありますw
ってか文字ばっかで非常に読みにくいんじゃね?この記事w
とまぁ、話はここまでで
装着するときには、シールが確実に装着できているか確認しながら
インテークのバルブも覗き込んで見て車体状況をちょっとでも把握しておきましょう。
新品でも、フロートレベルの確認や加速ポンプノズルのパッキン、その他ジェット類がきちんと装着されているか要確認が必須です。
その際にジェットの番手も覚えておきましょう。
フロートレベルはここのフロートリップといった部分を曲げて調整します。
基本的に数多くのキャブレターがこのへんは同じ構造ですね。
あと組み付けの際に、エアクリーナーの無い状態でスロットルを開けたり閉めたリして全開になるか?引っかかりが無いか?
などを見ながら組み込んでいきます。
過去に何度ものキャブを組んだかわかりませんが、毎度細かくチェックしながら組んで行く姿勢は変えようにも変えたら終わりだと思っておりますので、続けていきますw
キャブレターに関して交換をご検討の際には一度ご相談頂ければ幸いです。