先だってご成約いただきました極上アイアン
極上といえどもやっぱり中古車
最後の整備でやらかされちゃってます...(-""-;)

ブレーキマスターがグサグサに粉吹いてます。
この現象は基本的にグリコール系のブレーキフルードを間違えて使うとこうなるんです。
まだネットのない時代
日本に溢れるハーレーの中古車は九割がたなってましたね~
特にランプいっぱいのFLHに多く見られると言うかね~、こう書くと懐かしんでくれるビルダーさんも多いと思います(=^ェ^=)
これらの修理は基本的にフルード入れ換えだけでは治りません。
ブレーキライン全バラ洗浄
キャリパー、マスター共に洗浄とシール類全交換
と
少しのミスが非常に大きなトラブルを招きます。
未だに当店にも
『安いと思って、車検屋に車検に出したらブレーキがおかしい!』
という車両が結構まれですが少なからず入庫してきます。
その場は安くても結局高くつくわけでございますw
ということでどれぐらい影響があるものなのか

ものすごい状態です。
とはいってもフルード混ぜちゃった場合逆にこれぐらい普通ですが、この車両は本国ワンオーナーだっただけに逆に珍しい。
本場からくる車両でグリコール使った旧車って珍しいですから( ̄ー ̄)
ある意味当たり?
さて大変な行程が待ってます

固着しちゃって分解も一苦労

これらの部品はもちろん再利用はしません
ワイヤブラシでも結晶化した固まりは除去しきれないので
見える部分は年式相当の雰囲気がありますのでそちらはそのまま

みえない裏側はガラスビーズで処理

もちろん他の部品も同様の処理を施してあります。
せっかくの良い個体なんで良さはそのままに!

キャリパーも同様に洗浄していきます。
が
こちらはサンドブラスト当てずに地味に...
ピストンシリンダーとか傷つけるわけにいきませんからね(^o^;)

すべての洗浄が終わったところで、交換するレバーのメッキ剥がしに地味にブラスト
とりきれなかったので続きは明日Mackies嫁の地味好きが吠えてくれるはず( ̄ー ̄)

本日は天気も良かったんで

先日作業完了した1959パンヘッドも無事納車
非常に手間かかりましたが、調子も良く
触った分だけ育っていく所が
ヴィンテージ車両の良さ?
メカ好きにはたまらないおもちゃですよね♪
✳お知らせ
明日10/7の金曜日は同級生の結婚式に出席のため店は営業してますがオイラは不在です。
部品注文等は問題なくできますので店番のMackiesに
お申し付けくださいませ。
10/9日曜は地元の村のお祭りの青年団業務に着くため終日臨時休業となります。
非常に公私共にバタバタしてお客様にご迷惑をおかけいたしますが、年齢的に色々と多忙になる事多くありますこと、当店のお客様にはご理解頂けると思いますのでよろしくお願いしますm(__)m