今日は朝から車検で出かけてました。
車両は見るからにちょっと手強そうな
WL750
電装6ボルトなんで、光量がとにかく心配な所
テスター屋さんで、あーでもないこーでもないとゴソゴソやり何とか光量光軸共にOKレベル?まで持って行きそのまま検査へGO
各部細くチェックを受け保安点検無事合格
その後ラインでブレーキで引っかかり...
普通にロックするブレーキなんですが、テスタとの相性なのかダメでしたね~
ひきずらない程度に再度調整してリベンジ
リベンジは、ちゃんとロックしてる旨を伝え検査員に相談して何がいけないのか見てもらう事にし、再度テスターにGO
一発目フロントが跳ね
「もう一度」とかなりましたが、その後無事に合格
やっぱ純正ドラムはテスター相手にするとなかなか手強いっすな~
想定はしてましたが、午前中に終わらず....
その後測定し構造変更も完了
これで「昭和24年型ハーレー」大手を振って行動を走れます。
決してインチキがまかり通らない
「持ち込み車検」だからこそ各部整備をおこたらないようにして持ち込むので、お客様も安心出来る事と思います。
不具合、不正改造などあれば絶対に合格しませんからね~
よく車検制度を否定する方がいらっしゃいますが、私は個人的には必要だと思っております。
ハーレーだけではなく自動車でもなのですが、車両に些細な不具合を抱えていたりしても普通に走行出来ちゃったりするので、気がついた時には酷いことになって故障範囲もかなり拡大してしまったりもします。
不具合が原因で事故など起こしてしまったりしたら元も子もないですしね。
事実車検整備の際に交換する部分も多いのが現状です。
私たちの店で普段各カ所触らせて頂いておりましても実際に点検整備を行うと他の部分などダメージがあったりね。
昨今中古車業界で問題となっているんですが
例えば
取り敢えず通ってればいいからと車検だけパスするような形で整備無しで乗られて来た車両
ブレーキに違和感異音などを感じ、気がついた時にはパッドは無くなりバックプレートでローターを挟んでいる状態
金属同士ぶつかり合うので熱も以上にかかりすぎててキャリパーも焼けちゃってる状況
こうなってくると、キャリパーオーバーホールもしくは交換、ローター研磨もしくは交換、ブレーキパッド交換が最低でも必要となります。
車検の度にその辺りもきちんと点検していれば未然にパッドの交換さえしておけばよかっただけなんですけどね~
怠ったが故に手痛い出費となると思うところが、そうではなくそういう人に限って
「えーっ! とりあえずパッドだけ変えれば動くでしょ? お金かけたくないからそれでいいです。」
となり、それから愛も覚め次の車検までも乗らずそのまま買取に入ったりする訳なんです。
ぱっと見は良いけど、中身ボロボロってのが多く、年式と外観だけで一概に査定出来なくなってるんですよね(>_<)
そういった車両は勿論修理にかかる費用も想定外に多いわけで、車両価格もどうしても高いものになりそうということでオークション等で転売され心ない業者様等から
「格安保障無し」などでまた市場に粗悪車両が流れていくと言った悪循環も実際に多いのが現状
そういうことをなるべく防ぐ様に数年前から車検証も継続車検の受験形態などが記載されるようになり
車検証の見方車検証の記載内容は愛車の基本情報みたいなもので、買取等依頼される場合でも事細かにチェックして査定させていただく形になりますので御注意下さい。
等のことも含め、車検というのはただの通行手形では無くいかに愛車をいつも健康でいさせるかと言うことでやっぱり必要だと個人的には思います。