固まったベアリング外し
Day2...

昨晩からプーラーでテンションかけてラスペネ攻撃しておいたのでもしかしたら朝になったらテンション分動いてくれてるといいなぁ〜と思いましたが微動だにせず…(TOT)(TOT)(TOT)
正直バックプレートのベアリング止めてる奥のツバ折れちゃう覚悟で行くしかないと思いつつもやっぱり踏ん切りつけれず炙っては油さしての繰り返し
PM純正のベアリングも到着したので、できればベアリングだけの損傷で行って欲しいところ

もうコレでダメだったらバックプレート壊れてもしゃーないかも?と酸素でベアリングインナーを真っ赤に炙ってプーラーをロングスピンナーハンドルで様子を見ながら回すと...
「バッカーン!!!!」
と発砲音並の音が工場に響き渡り
あー...
割れちゃったか...
と思い見てみると
外れました〜!!!!
他に損傷もなく!!
頭の中には
ロッキーの勝利のテーマ!!


実に一日半も格闘してからの満足行く勝利でしたので感無量(≧∇≦)b
組付け時に薄く塗っただけのグリスじゃぁ時と共にやっぱり飛んじゃうし融雪剤とかの中走ったときはそれでは太刀打ちできない感じっすね

シャフト周りは格闘のあとが見えますね。
シャフトスプラインのサビは長い格闘で煤けちゃいましたがベルトプーリの内側スプラインはサビで真っ赤
なのでシャフト側もプーリー側もブラシやスコッチなどを駆使して研磨し

シール類は総取っ替え

シール部分を傷つけないようにシリコングリースを塗布してラバー系は組み付けると良いですよ。
シリコングリースが手元に無い場合は、ミッションの場合はミッションオイルでもいいしエンジンの場合はエンジンオイルを薄っすらと塗って組むっていう感じでも良いです。
あんまり良くわからないようなラバーや樹脂を侵すような潤滑剤は望ましくないですのでお気をつけください。

その後は順調に組み付けて行き
スプラインなど勘合部分は今回グリスはやめてかじり焼き付き防止やトルク管理などでよく使うスレッドコンパウンドを塗布して隙間にも入り込ませたりしたかったので何度も入れたり出したりしながら全面に行き渡ったのを確認して組み付けたので次回開ける時がどれぐらいの感じでキープできてるのかが楽しみ。
もう今回のようなのは勘弁...マジで(~_~;)
無事完成で昨晩からの心のしこりが一つ減りました(^o^)
その間祭日だけあって


お客さんも午後ぐらいから多かったですね〜
いつもご贔屓にありがとうございます。
その後、今日部品も届いたので

このごってりと油まみれの1964のM74B
先日分解したんですが、まさかのハイテックチョッパーベアリング事件に遭遇していたので進まずでした。
営業時間終了後
各パーツをチェックしながら洗浄

パーツの損傷などは
しっかり洗浄しないとはっきり言ってわからないので、とにかく地味にブラシとキャブクリーナーでシコシコ洗浄

汚れとヤレっていうのは個人的には違うと思ってます。
ヤレっていうのは磨いても残るいぶし銀のような取れない汚れ?腐食?経年変化?だと思うし、汚れってのはただただ汚いだけだと思ってます(笑)

汚れまるけのバイクは不具合箇所も見つけにくいんで綺麗に洗浄することをおすすめします。
ちゃんとやればヤレも残ったまま綺麗になるもんでしょ?
ヴィンテージ物などにサンドブラストなどで表面の一皮剥くっていうのは個人的にはあんまり好きじゃないかな?
フルレストアで新車っぽくしたりコンプリートチョッパーをエンジンOHして組む場合は一皮剥いたほうが綺麗ですけどね〜。
やっぱりなんでも用途に応じてってやつですね。

完成までしばしお待ちくださいm(_ _)m