昨日の続きからスタート
VT製バックプレートのメーターギアの位置の調整
昨晩位置の選定はほぼ終わりましたがそれを毎回同じ位置をどうキープするかが問題でした
結局メーターギアがささる径でスリーブを製作して位置を出し直して仮溶接
それからホイールを回してバックプレートが引っ張られたりしない不可のない場所を拾い出して本溶接
ホイールを回してもバックプレートが付いてくることもなくスムースに回るようになりました。
今回は位置合わせなどするに当たり金属製のメーターギアを選定しましたので位置も出たし長持ちしてくれると思います。
その後各部を調整してホイールを組み付け
それからはオーダーいただいていたバッテリーレス化
この車両はマグネトー点火なのでなせる技なのでこれをバッテリー代わりにしてもハーレーは安定した火花が飛ばせないのでエンジン始動しないと思われますのでご注意を
アクセルも某国製なんですね…
このでかいコンデンサー爆ぜたら怖いなぁ〜
と思いながら邪魔にならない場所に装着
配線を処理してエンジン始動
回転を上げるとランプ類が明るく…
なりませんね…(ー_ー;)
テールランプはしっかりと明るくなるのでヘッドライト周りの配線か球切れ?
まぁそれは後でゆっくり故障探求するとして、ミッションも組んだバイクだしやっぱりテストランでしょ
シフトフォークもびっちり測って組み込んだのでサクサクシフト入りますね
超気持ちいい\(^o^)/
スピードメーターの作動も良好
昨日の心折れそうだった苦労が一瞬で吹き飛びました
こういう瞬間がたまらないので結局やめられないんですよねこの仕事って( ̄ー ̄)
それにしても味があるというか渋いなぁ〜この車両
在庫のWLも早く組みたいけどなかなか場所が開けれないんですよね〜
仕事量がありすぎて(~_~;)
このご時世にありがたいことですけど(*^_^*)
ウロウロと走ってからは店にもどって
ライト周りの故障探求と漏れとか緩みがないか確認
配線をテスター当てながらたどっていき
バルブを確認したりしてると
ん?
そりゃぁ点かんよね(笑)
メインのポジティブケーブルもでしたが配線類の端子のかしめ部分付近がかなり劣化してる箇所ありますね
ちょっと引っ張るとプチプチちぎれちゃったりするので次回は配線周り一式やり直すことも視野に入れてもいいかもしれませんね
まぁそんなに配線がある車両でもないので都度直していってもいつか完成しちゃうというオチですが(笑)
トランスミッションの方も漏れもなく良い感じです
ライトもしっかりと点灯するようになりまして
それにしてもこの車両はライト明るいですね〜
ということでWLはこれにて完成です。
昨日排気漏れの話を書いた47
ダメ元で一応処理をしましょうかという話の流れになり
まるでハーレーミュージアムにおいてあるジェフデッカー製作の銅像並みにウイリーさせて作業です。
なぜかというと
ナックルやパンなどの2in1エキゾーストは
フロントパイプ
Sパイプ
Yパイプ
リアパイプ
サイレンサー
という5個もの連結によって構成されています
しかも
サイレンサーしかバンドクランプで継ぎ手が止まっていないというのがナックル…
なので継ぎ手部分をなるべく変形を修正しながらカーボンを落としてマフラーパテの食いつきを良くするべくペーパーで荒らして
作業を進めていきます
ただ修正していってもかなりルーズなフィットなのでパテの耐久性にかなり命運が委ねられますが…
まぁ、しっかりと排気漏れしなくなれば更に調子いいこと間違いないですけどね
その後接地させて
エンジンを始動してアイドリングで初期硬化させます
パスパスしてたもともとに対して全くと言っていいぐらい排気漏れ無くなりましたね
ロケットの先端を手で塞いでも漏れてる箇所はなさそうです
あとは排圧でパテが即吹き飛んでしまわないことを祈るだけですね
刺さってるだけというのもまぁ無理がある設計なのですがそれはまぁ70年も80年も前の話なら仕方ないことで、それを今風にモデファイするぐらいなら今のものに乗るっていうのが正当な流れだと思いますしね
初期硬化させたら
楽しいテストラン
と言いたいところですが
夜の6VOLTライトはおじさんの視力では辛い修行のようなものです(笑)
いい感じですね
アフターも完全に消えてかなり快適
もともとの出処も関西の老舗ショップだけあって車体もかなりしっかりと組まれているので走っていても気持ちいいですね
もちろん隅々まで車体の整備と調整はしましたが素性が良いだけに安心して作業が出来ました
歴史ある老舗ブランドが今なお長く続いているのも納得です( ̄ー ̄)
ということで1947もこれにて完成です。