緊急ヘルプ勃発
FXRのトランスミッションオイル交換で数日前にドレンを完全にやっちまったようです。
電話で本日の入庫予約を頂いておりましてクイックで作業しようかと思いましたが直し方も何種類かあるので考えて修理したほうが硬いなということで預かり作業
チェーンブロックで釣ってみてみると
ネジ山完全にありません(^_^;)
覗き込むと奥の方にはまだ山が残っていますのでそれを削り取ってオーバーサイズで行こうかとかも考えましたがやっぱりなんとなくまだ今の段階でできることもあるしなぁと悩み
候補は
穴を掘ってオーバーサイズのボルトに変更修理
穴を掘ってリコイルにて修理
奥にはまだなめて無くなった分の同じ山数ほど残っているのでそれを活かしながら考える修理
と
悩んだ挙げ句
車載でオーバーサイズの穴を開けてリコイルを入れ込むのはまっすぐにインストールするに当たり結構リスクも高いので、奥の残った山を整えてからそれに見合ったロングボルトを製作しそれをドレンとする方法にしようかとも思いましたが、それも入り口が大きい為脱着時にななめに装着してしまいやすいリスクが発生するのでロングボルトははめ殺しにしてそれに対して1/8のテーパープラグでプライマリーやソフテイル系のミッションドレンのような使い勝手にする方向で決定
ただ不安定な状態ではネジの修正作業も困難なのとFXRはアンダフレームLINEからだいぶ上にドレンあるのでリフトに位置を考えながら試行錯誤して固定
万が一に備えてタイダウンベルトで固定しまくってリフトアップ
今回予定してる作業であれば次回なんかあってもリコイルとかオーバーサイズの手法は残ってますしね
旋盤でボルトを削り出し銅ワッシャーを装着できるようにも段付き加工
オイルも抜けやすいように長さもしっかりと測った上に穴の入り口はテーパーにしてオイルなどの流れを少しでも抵抗なく流れるように加工
このボルトをはめ殺しにするので緩んだり漏れたりしないように脱脂してロックタイトで固定
先端には1/8のテーパープラグが着いていますのでそれを7/16の工具で外せばすんなりとオイルが抜けるという仕組みです
切子の洗浄も踏まえてオイルの抜ける流れも確認したかったのでミッションオイルを少し入れて流れを確認
いい感じですね
ということで修理完了です。
ミッションケース単体であれば確実にリコイル修理をフライスで行うと行った手法をお薦めしますが車載の場合は今回の手法のほうが見えない場所ですし、もとのネジ部分を修正して利用していますのでケースに対してのボルトの角度は確実に90度出てると思うので漏れやにじみに対してもよろしいかと(^o^)
こちらのダイナローライダー
車検と長い眠りから目覚めるべくの整備ですが
とりあえず押すにあたり困難なナローハンドルを先に交換
フォークブーツも装着していい雰囲気出ましたね〜
TCらしさの中にオールスクール感あふれる感じでかなり有りですね( ̄ー ̄)
想像どおりの雰囲気になりました♪
在庫のショベルヘッドも今回フォークブーツとかハンドルとか揃えてモデファイを検討中
営業時間中は仕事が山ほどありますので触ってる時間ないですが、ハンドクラッチ化やいろいろと施して良い雰囲気に仕上げようと思ってます。
営業時間後にボチボチと進めるんで時間かかりますけど、足で使えるかっこいいの仕上げまっせ〜
スポタンと70sスタイルエイプなどなど考えてます
ということで
誰かツバ着けに来て下さーい(*^_^*)
こちらも第1陣パーツがパウダーから到着
エボですがTCのモーターのような梨地仕上げでケース類は仕上げました。
このまま行くと確実にモーターは浮きますが塗装のために分解というのももったいないのでオイルダダ漏れになったりしたらそっちも一気にクランクまで塗っちゃいましょうか?
なんか新しいバイクのパーツみたい(笑)
ただ...
改めて見ると
車両がバラバラすぎて
結構気合い入れるのが…
『よし! 行くぜ!!』
ってモードにするべく今日は洗浄までやっておきました(≧▽≦)