ドハマりな一日だったなぁ〜
ショートスタッド用のロッカーボックスに適当な高ナットでロングスタッド締めてあったロッカーボックス
カラー作って締めれるようにしてもいいんだけど気分的にスタッドを合わせたいのでスタッド点検ついでに交換しようと試みると
とてもじゃないけど全く動かず…
炙ろうが何しようがびくともしません
しかも動いたと思ったら折れるし…
やっぱり不本意でもカラーにしておけばよかった…(¯―¯٥)
こうなったらいつものごとく溶接して熱かければ瞬殺で…
取れません…(T_T)
ここまで来たらもう穴開けて割って取るしかないですね
センターがずれないように慎重に治具作って加工
苦労の末やっとスタッドが入れられるようになったので少し荒れたネジ山整えて、スタッドに抜けにくいように旋盤で細工
ロックタイト塗って組み込んでやっと完了
ですが、他にも見るからに怪しいスタッドが二本ほど..
抜いてみるとリコイルも一緒に抜けてきました
が
何故かリコイルの長さが…
短っ!!!
ココはリコイルタップを再度かけて整えて1.5Dのリコイルを入れてそれに抜けどめ加工したスタッドを挿入
ここのスタッドは基本マイナス公差のキツく抜けないようになってますのでリコイルにすると通常のボルトのごとくねじ込めるようになってしまいますのでリコイルで修理する際は抜けどめ加工とスタッド抜けどめ加工で対応します
他にもいろいろとやり方はあります
スレッドインサートにしてS&Sのヘッドの様にボルトに変更する方法もありますが穴加工がロッカーボックスのピッチにかなりシビアになるので作業的には結構難易度が高いですね。
きれいにスタッドが全部抜けて下穴が開けやすい状態であればまだ楽ちんですけど…
あとは溶接で穴を埋めて再度すべての穴を開けてネジ処理という方法もありますが、バルブスプリングのテンションをモロに受ける部分なので削り取って穴を溶接で埋めるっていうとこに対しての強度面もあるので数カ所ならいいと思いますがすべての箇所は金属疲労してきたときに不安は残りますね
話を戻して
リコイル修理も完了して次はフロントヘッド
あからさまに組み付け状態でもスタッドが一本飛び出ていたので怪しいなぁと思ってましたが…
やっぱりヘッド側の雌ねじ部分が上がってきてましたね
スポット抜けました(笑)
こちらもさきほど同様の修理方法でリコイル処理して抜けどめ加工
他の部分のスタッドはダブルナットで軽く回してみて確認はしましたが、トルクがしっかりかかるかも見ておかないといけませんので、明日はカラー作ってネットをトルクレンチで締めて全てのスタッドがしっかりとトルク掛けれる健全状態かをチェックして問題なければ洗浄して部品待ちですね
オイル食ってる感じもないのでガイドも詳細不明のステムシールも今回は触らず行きます。
ほぼ一日かかってこれだけしか進まなかっただけになんか充実感無いなあ(笑)
世間では派手に見られがちですが、まぁこういう作業の日も多いですけどねこの業界って
明日の作業集中日に備えて作業場もしっかり確保すべく…
バイク詰め込みまくって
『密』
を作り出してしましました…
『ノー密』
が重要なこの時期ですけどねいろいろな意味で…
《お知らせ 5/30更新》
だいぶ終息方向に向かってきているように思う新型コロナウイルスですが、第二波がやってきている感じです。
密な空間を避けるため駅までの送迎を引き続き停止させていただきます。
とにかく自体が完全に収まるまで気を抜けません
入庫や引き取り等でのご来店希望の方は事前にお電話いただけると幸いです、その際は感染予防のためマスク着用、自己管理をお願いいたします。