想像以上にくたびれてました…
車検入庫のFLH
車検の度に点検整備させていただいているのですが今回はフロントエンドを重点的に攻める形の運びとなりました
ステムベアリングはご覧の通り
なので
古いレースを抜き取り交換
溶接して熱変形を利用してやるとスルッと掴みどころに溶接棒をくっつけて降ってやればいとも簡単に取れます
真似してミスってレースホルダーとレースくっつけちゃっても当方は知りませんけど(笑)
フロントキャリパーもお辞儀しちゃってパッドピンがローターで削れちゃってましたので
ブッシュを抜き取り
適正サイズで特殊金属から削り出し交換
熱にも強く摩耗にも強くかじりなどにも強いということは…
ハイ…
お察しの通り
加工が大変です(笑)
その後
車体に圧入してリーミングしてサイズ調整
スムースかつガタ少なくと言ったさじ加減が作動要件で大切な部分になりますので作業は慎重に(^o^)
こういう部分って車検入庫できちんと分解点検しないと見つけれない部分ですので愛車を長く大切かつ安全に乗り続けるのであればきちんとした整備工場で整備しての持ち込み車検を推奨します。
車検って二年間乗るためだけの通行手形と思ってる人も多いのですが車やバイクは消耗品ですので、定期的に点検整備は必須です。
特に認証整備工場として言わせてもらうと点検整備した上で国の機関で受験するということが車両に対しての信頼というか、あえて書かせていただくと自分が購入するなら安い買い物でもないしそういうきちんとした扱いされてきたヒストリーの車両しかいらないので…
整備していても機械なのでもちろん故障はしますが、塵も積もって損壊していくとかはある程度大事に至る前に防げると思いますしね
車両左側オルタネーター下にできるオイル溜まりの原因をチェック
プライマリーケースとの合い面も疑いましたが、SSクランクケースの真下のドレンに大きなしずくがついているのでとりあえず洗浄してこちらをシーリングし直し洗浄して様子見という流れでオーナー様と相談させていただきました。
車検に走ったあとで下回りを見れば何処からの漏れなのか把握できると思いますのでプライマリーケース開けるのはそれからでも遅くないですしね
無闇矢鱈に作業してもかかるものはかかっちゃうのでなるべく慎重に作業は進めていくとコスト的に抑えれるときもありますから( ̄ー ̄)
製作中のショベリジもしっかりと進んでおります
頂いている画像からかなり長いシーシーバーが装着されている感じでしたので長さで雰囲気がかなり変わっちゃう部分でもありますからここは結構慎重に決めました。
幅の感じなども少し広めにとってオールドスタイル感を重視したというかね(*^_^*)
こちらもベースの黒が上がってきましたのでこれから空筆アートワークスの出番
入れ替えで売約車両のショベリジのタンクを雰囲気を伝えやすくするためスキャロップラインは若干異なりますがベースでネットで拾ったスキャロップの資料を添付
色味の感じやスキャロップの長さなどはマーキングしてアウトラインは軽くマジックでタンクに直接書き込んでおいたのできっちり伝わったかと思います(^o^)
明日は定休日ですが名古屋陸運局に登録行ったりと大忙しです。
ほんと動いてばっかで連休とか取りたい…
でも出すもの出していかないと入庫待ちの車両とか入れれないのでしばらくの間はこの状況が続きそうだなぁ
ちょっと落ち着いた頃に2-3日休み取ろっと
(๑•̀ㅁ•́๑)✧
(お知らせ)
車検予約等混雑シーズン到来で早めの入庫予約をお願いしておりましたが現時点で作業中の車両、修理、車検などのご依頼で埋まっており3月いっぱいもしくは作業内容やパーツ納期等で5月下旬頃まで預りもしくは預かりになりそうな大きな作業入庫できません…m(__)m
遠方からも多数修理依頼等頂いておりますが車検に絡んだ修理作業も多いだけになんとも避けられなくご迷惑おかけします
尚カスタム製作、カスタム車両製作販売など時間のかかるものに関しましては今予約頂いているものの目処がつくまで新規受注をストップさせていただきますのでご理解の程よろしくおねがいしますm(__)m
オリジナルスタイルのエボリューションなど新し目のモデルに関しては引き続き輸入販売等承っておりますのでとにかく安心して乗りたいという方はお気軽にご相談ください。
自分が乗りたくないなというコンディションの物などは安くても仕入れしない当店ながらの今までどおりのスタンスで高品質車両を扱っております
店主