いやぁ、苦労しましたね~(¯―¯٥)
肉盛りして削って直すエキゾーストポートなどに比べキックカバーの場合相手側のギアが居ますので軸ズレなどは禁物
それにキックシャフトのブッシュが圧入で収まる部分なのでもとの残っている穴と寸分の狂いの内容に同軸上で溶接修理箇所を加工していかないといけません
なのでフライス盤とロータリーテーブルで加工していきますが最初の位置出しをミスしたら全てが終わるので慎重にことをすすめます
エンドミルもしくはボーリングバーなどを用いて加工して行かないとだめです。
面の出ていない肉盛り修正してある部分にドリルの場合は刃が逃げて斜めっていってしまうので使えません
座面を整えて
ブッシュ圧入して
内径確認とシャフト通して通りも確認
こういった部分の溶接修理の場合
しっかりついていないとブッシュをプレスで入れていく段階で割れちゃいますのでしっかりと技術力のあるショップさんで修理されることをおすすめします( ̄ー ̄)
修理前と修理後で
こんな感じです(*^_^*)
ただ…
加工内容と時間がかなり掛かる作業なのではっきり言ってパーツにこだわりがない場合は新品で買ったほうが確実に安いです。
ヴィンテージバイクのパーツなどは今回の様になんとかして修復していくという流れにはなりますが、作業以外の色々なトラブルを最小限に抑えたいのでこういった特殊作業に関しては当店既存のお客様以外、業者様向けサービスと考えており個々に行きつけのバイク屋さん経由でのお問い合わせでお願いしております
m(__)m
組付けも完了して残すは継続車検取得してからテストランして他に不具合がないか細部チェックして良かったら完成です。
週末のJOINTS2021で行われる
Summer Kobushi Festival
に
この1947FL
と
この1945EL
を展示させていただきます。
いつも冬に着けてるハンソンシールドやスポットランプ装着しようかな?と考えていましたが今回は1945の戦中モデルらしくあえて装着せずに行きます
1947が予定よりも2日遅れでリフトから降りたので1964が乗っかりました。
リアブレーキ周りの作業なのでリフトじゃないとキツイんですよね
それにしても油圧ドラムって
これならバッチリ一発だよ!
ってマスターシリンダーやホイールシリンダーないんですかね(¯―¯٥)
結構泣かされる車両多いので…
〈お知らせ〉
8/8に開催されるJOINTS2021
この度ラングリッツレザー様からお誘いをいただき、ナックルヘッド1945ELとナックルヘッド1947FLの二台を展示させていただける運びとなりました。
その他にも各年式のナックルヘッドが並ぶということなので是非会場でご覧いただけたら嬉しく思います
よろしくおねがいします
※当店は運輸局認証の正規の工場です。ツインカムモデルの規制対象後からの車両に関しては音量規制、排ガス規制など厳しく規制値に改善することが難しい為、政府認証マフラーに該当しない社外品マフラーの販売と取り付けを行っておりませんのでご了承ください
m(__)m