ガイドの交換を済ませてポートの修理
ポートが何やら変なもので作ってあるのでとりあえずタガネで叩いてもぎ取ります
こぜるぐらいでポコッと取れちゃって叩くまでもなかった(=o=;)
ショベルヘッドのポートの修理は業者様からも依頼の多い修理ですが下手に手を加える前に修理に出していただくほうが安く確実に直ります
アルミ溶接は不純物厳禁なのでこうしたパテのようなものや銀ろうやハンダ、ろう付けなどの補修がしてあるとそれを除去するにあたっての労力が半端ないので…
その後リューターとベルトサンダーなどを駆使して自分の溶接していくパターンをイメージしてやりやすいように削り取ります
その後不純物の除去などを入念にするため再度マスキングしてサンドブラスト
ブラスト後は溶接肉盛りしていくのですがこうした塊物は溶接前に下準備が必要ですのでそれら工程を得てから溶接
その間にも巣穴が出来ないように途中工程入れながらを繰り返して肉盛りしていきます
肉盛り後はベルトサンダーやリューター使って手作業で削って整形していきますがベルトサンダーが大きい方も小さい方もパワーがなく調子が激落ち…
かなり酷使してるんで仕方ないですが正直ないとかなり困る…
構造的には大したことないものなので分解修理
こちらベアリングがイカれてます
空圧なのでやはり負荷があれば回れなくなるものでベアリング交換しないことには治らないのでミニベルトサンダーはベアリング待ち
デカベルトサンダーはベアリングは少しゴロツキ感はありますがまだ使えそうなので洗浄給油してとりあえず修復
それにしてもスゴイ汚れですね
前に聞いたときは新型に変わってメーカーサポートも終了しているという話でしたので部品壊さないように使わないとね
洗浄して、ベアリング給油して組み上げ後快調さを取り戻したので作業に戻り整形も完了
再度マスキングして加工痕を均します
で
こんな感じ
続いて治具を使って穴加工して
ネジ加工して
完成
ネジ穴の中を見ていただければわかると思いますが巣穴は皆無です
ネジ強度もしっかりと出ているのでリコイル処理もしていません
理由は予防でリコイル処理と入っても穴を拡大することには間違いないので万が一トラブった場合の保険回数が一回分減ってしまいますから今回のネジ山がゼロスタートのほうがいいかなと思いましてそういう仕様となっております
ポートのクラックなどでお悩みのショベルオーナーの方も多いと思います
このような修理も承っておりますのでお気軽にお問い合わせくださいm(__)m~
ベルトサンダーも圧入してあったベアリングだけ抜き取って部品届き次第すぐ組めるように準備完了
インディアンの部品作るにしてもベルトサンダーないと困っちゃうのでいらん仕事増えましたが早急にリカバリです(*^_^*)