ポイントからダイナSに交換のショベル
ポイント点火は構造を知っていれば、いつでもどこでも、出先でも消耗品交換で修理できるすぐれものですが調整一つで大きくバイクの調子を崩すことがあるのも事実
ここ数年の薄型になってからのダイナSは特に突然死とかもなく安定している感があるので良く使いますね
バイクが調子を崩した際に
キャブ?
ポイント?
コイル?
プラグコード?
プラグ?
といろいろと連想すると思いますが、先程も書いたようにポイント点火はギャップと点火時期の関係から簡単に火を飛ばすことは誰でもできます。
ただそれを調子よくセットアップできるかどうかというのは本やネットだけではうまいこと行かないことも多いのが実際のところ
なので1つでも調子の悪い要因を無くすという事とガバナの給油は必要ですがそれ以外は基本的に無接点のメンテナンスフリーなのでおすすめです。
ダイナSの故障は突然死とかで全く火が飛ばなくなることが多いので
なんか調子悪いんだよなぁ~???
っていう部分では頭からとりあえず切り離して考えやすいですしね(*^_^*)
ポイントキットを取り外してガバナを取り外します
ポイントカムを抜き取り、ピックアップローターに交換
ですがその前に
ガバナを分解して軸部分に薄くグリスを塗布
グリスを塗りすぎると逆にガバナの動きの妨げになる場合があるのであくまでもサビ防止と最低限の潤滑を行える量に抑えておきましょう
で
組み付けたら
車体にセットします
このときにピックアップローターが進角するかを動かして動きの軽快さもチェック
たまに汚れが溜まっていて固着して動かず、回転上げるとパンパンとコンデンサーが飛んだような症状で困って入庫してくる車両もありますので機械式は動かしたり手作業で確認できるメリットを最大限活用しましょう
その後ダイナSをインストールして配線して完了となりますが、ダイナSなどのトランジスタ制御は配線を間違えると
『秒死』
するのでお気をつけください。
プラス電源側は
『白』
ピックアップからの線は
『青』
です
タコメーター接続の際は
『青』
ですのでお間違いなく
点火時期調整は割愛しますが、よくこの三角の隙間のどこに合わせればいいとか、調整用の長穴の真ん中辺とか適当な情報も見たり聞いたりしますが、構造上カムギアの圧入位置シャフト同軸上についているガバナの位置は全く変わってきますので、点火時期調整は点火マーク及び上死点マークを基準にセットアップしてください(^o^)
クランクの位置はケース左側中央のメクラボルトを外せば各年式ごとに表示は異なりますがマークが確認できますのでそれを基準にね
点火時期だけで始動性や乗り味なんかも変わってきますので微細な調整に関しては経験豊富なプロに任せたほうが確実かと思います
外注さんから上がってきたヘッドやシリンダーも塗装前の下準備
マスキング作業はMackies嫁がしっかりとやってくれるのでいつも助かります
かなり冷え込む日が多くなってきましたが、バイクは調子よく走れちゃう気候でもありますので皆さん風邪などに気をつけて楽しみましょう