今日は朝から予約いただいていたタイヤ交換
なんかドラムに当たった後があるのでチェックして
ホイールベアリングやスペーサーカラーにはとりわけ大きなガタがあるわけでもないしなぜ?
と考えながらシューの削ってあるところ少し調整してタイヤ交換して組み付けてると
ブレーキのコントロールアームがガッタガタなことに気付き
お陰様で
作動させたときに中でシューが変な方向にズレてしまうことでドラムの当たりもつじつまが合うと言う事になりまして
オーナーさんに連絡して改善
最初は元穴をリーマーで拡張してブッシュ製作で対応できると思っていましたがこの軸受のスリーブ自体の装着方法から強度的不安も拭えない可能性を感じ一度外してベースプレート状態からやり直すことに決定
そのほうが確実ですしね
元部品を取り外し下穴状態で採寸
そこからパーツの削り出し作業
ブッシュは耐摩耗性、耐熱性、潤滑性の優れた合金から削り出し
圧入して内径をリーマー調整
メンテナンスでグリスをきちんと注入できるよう元通りグリスニップルも装着します
このスリーブも裏側の押さえもすべて圧入ですが万が一に備えてスリーブは溶接して固定
ここまで見ると簡単そうですがすでに営業時間終わり間近まで来てます(笑)
それなりのやれ感のある車両なので加工部分だけをササッとペイントして
乾けばつや消しなので遜色ない仕上がりになります
半乾き状態でマスキングを剥がし
ニップルを装着し
どうでしょうか?
こうしておく事で再度ガタが出たときにもブッシュ交換で対応できますから良い改善出来たと思います。
このバックプレートはアフターパーツで出ているものがとんでもない精度のものなので新品交換すると酷い目に会いますからこうした改善はオススメです。
それにしてもブレーキだけにほか全く手つけれないぐらい切羽詰まった作業でした~
お疲れ様でしたm(__)m
定休日開けの明後日水曜日は認証整備工場の整備主任講習のため留守になりますよろしくおねがいします